名古屋大学発スタートアップのU-MAP(名古屋市)は、研究開発と製造を担うテクノロジーデザインセンターで、品質管理の国際規格ISO 9001:2015と環境管理のISO 14001:2015の認証を2025年10月27日に取得しました。認証範囲は放熱材料の開発・製造で、登録番号は品質がSCC/INT/2510UA/20128、環境がSCC/INT/2510UO/20129です。
同社の主力は高熱伝導材料「Thermalnite®」。繊維状の窒化アルミニウム単結晶フィラーを用い、樹脂複合材料で課題になりやすい熱の通しやすさと機械的信頼性の両立を狙います。発熱密度が高いパワー半導体モジュール、EV用制御ユニット、5G通信機器などを用途に想定します。
今回の認証で、設計から製造までの工程を国際基準で管理し、品質保証や工程追跡を一貫して行える体制を整えたとしています。今後は、応用拡大の設計支援、製造の自動化・標準化によるスケールアップ、環境負荷低減に向けLCA(ライフサイクルアセスメント)導入を進め、材料供給の加速を目指します。
【イベント情報】
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source: PR TIMES
